「架空の球を追う・優しいサヨクのための嬉遊曲」他 本日の在庫発掘情報

架空の球を追う 単行本

– 2009/1
森 絵都 (著)

やっぱり罠にはまった。そんな気がする。ふとした光景から人生の可笑しさを巧妙にとらえる森絵都マジック。たとえばドバイのホテルで、たとえばスーパーマーケットで、たとえば草野球のグラウンドで、たとえばある街角で…人生の機微をユーモラスに描きだすとっておきの11篇。

 

超短編を含む短編集 みきわめ検定 単行本

– 2008/10/21
椰月 美智子 (著)

そろそろ今日あたり、キスのその先をすることになるに違いない。見て見ぬふりをして通り過ぎてしまうその一瞬を、見逃さず執拗に迫り描く、椰月美智子の超短編を含む短編集。

 

楽昌珠 単行本

– 2007/10/25
森福 都 (著)

幼なじみ3人が迷い込んだ唐の歴史の白昼夢中国唐代、10年ぶりに再会した幼なじみ3人が眠りに誘われ迷い込んだ先は、30年に亘る宮中の歴史の中だった。ファンタジックな世界が展開する長編中国小説。

 

ハイパープラジア―脳内寄生者 単行本

– 2008/1
望月 諒子 (著)

患者・秋山和雄を診察したのは7月の終わりだった。CTスキャンの結果、脳底部に腫瘍影が認められた。脳外科医の俺は秋山を自分の大学病院に入院させた。それが事件の発端だった。手術の前日、執刀医が俺であることを確認した秋山は突然言った。「眼鏡を、かけられたほうがいいかと、思うのです」…何を言っているのかわからないままに、手術当日になった。頭部切開の最中、ふとしたはずみで秋山の髄液が目に飛び込んできた。俺の脳裏におかしな映像が映るようになったのはそれからだった。脳外科医の身に何が起きたのか?衝撃の問題作。

 

優しいサヨクのための嬉遊曲 ハードカバー

– 1983/1
島田 雅彦 (著)

千鳥姫彦はもどかしい。大学のサークルでのサヨク=左翼活動では成果があがらず、美少女みどりとの恋は思い通りに進まない。とまどうばかりの二十代初めの混沌とした日々を、果てしない悪ふざけでごまかしながら漂い続ける姫彦と友人たち。若く未熟であるがゆえに、周囲との距離感が測れず、臆病で自虐的にならざるをえない――、そんな孤独な魂たちが、きらめく言葉の宇宙に浮遊する。

 

三田綱坂、イタリア大使館 単行本

– 1989/1
田中 康夫 (著)

彼は気ずかない。でも、ほんとうは、私は…。すばやく立ち現われては、たちまち消えていく、女性心理の流れに映る過ぎ去ったものの瞬時の影を、鮮やかに掬って描く最新恋愛短篇小説集。

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